鼻の働き

鼻の働き
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鼻は顔の真ん中についていて、高いとか低いとか外見上の話題に上がることが多い器官ですが、どんな構造をし、どんな働きをしているのでしょうか。 ここでは、まず、鼻の構造とその働きをご紹介します。

鼻の構造

鼻の中のことを鼻腔といいます。鼻腔は外鼻孔からの内側を言い、真ん中を鼻中隔(びちゅうかく)という骨と軟骨で仕切られ、左の鼻腔と右の鼻腔に分かれています。

鼻前庭の奥は、鼻甲介(びこうかい)と呼ばれ、鼻腔の側壁から鼻粘膜(びねんまく)という薄い粘膜でおおわれた3つの骨の隆起がちょうど緞帳(どんちょう)のようにぶら下がっていますが、上からそれぞれ上鼻甲介(じょうびこうかい)、中鼻甲介(ちゅうびこうかい)、下鼻甲介(かびこうかい)とよびます。

鼻腔の周囲には、鼻腔と狭い孔でつながる副鼻腔(ふくびくう)という空間があります。 副鼻腔は4種類あり、額の裏側にあるものを前頭洞(ぜんとうどう)、両眼の間にあるものを篩骨洞(しこつどう)、頬の裏側にあるものを上顎洞(じょうがくどう)、鼻の奥の上方にあるものを蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)とよび、それぞれ左右一対ずつあります。 副鼻腔の内側は粘膜でおおわれ、その表面はごく短い線毛が密生しています。

鼻の働き

鼻腔の働きは主に、①吸気の温度や湿度の調整、②異物などの排せつや除去、③生体防御、④においのセンサーの4つです。

1呼気の温度や湿度の調整

鼻腔は吸った空気を加温・加湿して気管や肺を保護する役割を持っています。 鼻腔内の粘膜下固有層にはたくさんの鼻腺が分布して粘液が絶え間なく分泌されています。この粘液は、鼻腔を加温・加湿するだけでなく粘膜にある粘液綿毛も保護しています。

2異物などの排せつや除去

吸気に混ざったゴミやほこりなどの比較的大きな粒子は鼻前庭でストップし、それより細かい粒子は、鼻甲介の粘液綿毛運動により鼻の奥から喉(のど)へと運ばれ、最終的には消化管に排せつされます。 また、異物、冷気、刺激物質などで、鼻粘膜の三叉神経の知覚神経終末と呼ばれる部位が刺激されると、くしゃみ、鼻汁、鼻粘膜腫脹、声門閉鎖をひき起こし、下気道への異物侵入を防ぎます。

3生体防御

鼻腔の粘膜で生産される鼻分泌液中には、分泌型IgAが多量に含まれ、生体防御の役割を果たしています。 分泌型IgAは、外界から侵入してくる細菌やウイルスに粘膜面で結合して、細菌やウイルスの運動能、発育増殖能、付着能を阻害してその侵入を防いでいます。 このように細菌やウイルスの侵入局所で防いでしまうことを粘膜免疫(局所免疫)と言います。

4においのセンサー

鼻腔の上方部にはにおいのセンサーとなる嗅粘膜があり、私たちはにおいを感じています。 嗅覚は、危険回避、情動、生殖行動などに深く関係する感覚で、動物にとって必要不可欠な感覚の1つです。

においのセンサー

以上のような働きを持つ鼻腔や副鼻腔に炎症が起こると、鼻汁、鼻づまり、においの障害、鼻出血などを発症します。 鼻汁、鼻づまりの代表といえばアレルギー性鼻炎ですが、その原因はさまざま。 また、対処によっては、副鼻腔炎などの他の鼻の病気を引き起こすこともあります。 それを防ぐためには、耳鼻咽喉科を受診し、原因を突き止める検査を行ったり、鼻腔や副鼻腔などの状態を観察して正確な診断をつけ、正しい治療を早期に開始することが欠かせません。

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