小児アレルギー性鼻炎の症状と治療

小児アレルギー性鼻炎の症状と治療
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アレルギー性鼻炎は決して侮れないアレルギー疾患です。
小学生~高校生でのアレルギー性鼻炎の有病率は9.2%、およそ10人に1人がアレルギー性鼻炎をもっている アレルギー性鼻炎自体の症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりですが、小児ぜんそくの病態を左右する一因となる場合も決して少なくありません。
文部科学省の調査によると、小学生~高校生でのアレルギー性鼻炎の有病率は9.2%、およそ10人に1人が、アレルギー性鼻炎をもっているということになります。
ここでは、最近増加している小児アレルギー性鼻炎の症状や治療についてご説明します。

小児アレルギー性鼻炎の特徴

子供小児アレルギー性鼻炎の特徴 アレルギー性鼻炎は遺伝するとは言い切れませんが、ご両親にアレルギーがあるとお子さんがアレルギー性鼻炎を発症することが多いとは言えます。 お子さんの場合、症状としては鼻をこするようなしぐさだけのこともありますので、ご両親にアレルギーがある場合は、注意深く観察してください。
小児アレルギー性鼻炎のお子さんは、アトピー性皮膚炎、小児ぜんそくを合併する率が高く、逆に小児ぜんそくをお持ちのお子さんは、アレルギー性鼻炎を高率に合併するという関係にあります。 また、乳幼児期にはアレルギー性鼻炎はあまり見られず、年長児になるにつれ小児ぜんそくに通年性アレルギー性鼻炎を合併する例が目立ってきます。
また、小児アレルギー性鼻炎のほとんどはハウスダスト、ダニをアレルゲンとし、年齢が増すにつれて、スギ花粉症も合併する例が増加し、スギ花粉症だけというお子さんはあまり多くありません。
ただし、最近では、スギ花粉症が低年齢化し、今後患児数が増加すると予想されています。
また、副鼻腔炎や滲出性中耳炎を合併しやすいことも、お子さんのアレルギー性鼻炎の特徴ですから、早期に治療を開始することが大切です。

小さいお子さんのアレルギー性鼻炎の症状

くしゃみ、鼻水、鼻づまりの3大症状は成人と同じですが、通年性鼻炎の小児は自覚症状が少なく、本人も周囲も気づいていないことが多いと言えます。
鼻をさわったり、表情をゆがめたり、いびきをかいたりすることに周囲が注意をはらって、アレルギー性鼻炎を見つけることが大切です。

学童期のアレルギー性鼻炎の症状

成人と同様に、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが3大症状ですが、その他に、鼻がかゆかったり、鼻水が出た時に指を入れたり、こすったり、すすり上げたりすることで鼻粘膜をキズつけ、たびたび鼻出血することがあります。 また、いびき、口呼吸が起こりやすいことも特徴です。

お子さんのアレルギー性鼻炎の治療

アレルギー性鼻炎の治療の第1歩は、原因であるアレルゲンを遠ざけるアレルゲンの除去です。とはいえ、完全に除去・回避することは困難なため、基本的には薬物療法を行い、制御困難な場合にはレーザー治療も検討します。また、今年10月からは、12歳以上のお子さんに対して、スギ花粉症の根治を目指した舌下免疫療法も開始できる予定です。

抗原除去

アレルギー性鼻炎のあるお子さんでも、当然、アレルゲンを吸入しなければアレルギーは起こりません。
また、アレルギー反応の弱いお子さんでも多量のアレルゲンを吸入すると強いアレルギー症状が出ます。
そこで、血液検査でアレルゲンをはっきりさせ、そのアレルゲンを遠ざけることができればアレルギー性鼻炎を抑えることができるのです。
例えば、ダニやハウスダストが原因でアレルギー性鼻炎を起こすお子さんであれば、まめに掃除をしたりダニ防止用の布団カバーを使ったりします。
スギ花粉が原因のお子さんは、スギ花粉の飛散が多いときは外出を控えたりマスクをしたりするのです。
完全にアレルゲンを除去することは不可能ですが、無理のない範囲でアレルゲンを遠ざける努力はしてください。

薬物療法:第二世代抗ヒスタミン薬(内服)

第二世代抗ヒスタミン薬は、アレルギー性鼻炎の基本的な治療薬で、一般に抗アレルギー薬とも言われ、1~2日で効果が現われます。形態も錠剤、ドライシロップ、シロップと様々あります。


【治療薬名】クラリチン、ザイザル、ジルテック、アレグラ、アレロック、アレジオン、セルテクト、ザジテン、ニポラジンなど

薬物療法:抗ロイコトリエン薬(内服)

鼻粘膜の容積血管拡張や血管透過性を抑制し、鼻づまりを改善するお薬です。アレルギー性鼻炎の症状が長引き、好酸球浸潤や鼻過敏症を起こしている場合には、その症状を抑制する効果があります。1~2日間で効果が現われ、長期連用することで改善率が上昇します。


【治療薬名】キプレス、シングレア、オノンなど

薬物療法:ケミカルメディエーター遊離抑制薬(内服)

肥満細胞の細胞膜を強化(膜安定化)し、アレルギー物質が遊離しにくい状態を作る作用があります。効果はマイルドですが継続使用することで改善率が上昇します。


【治療薬名】アレギサール、ペミラストン、インタールなど

薬物療法:鼻噴霧用ステロイド薬

鼻噴射用ステロイド薬は、5~7日でが得られ、継続使用することで効果が得られます。 ステロイド薬と聞くと心配される親御さんもいらっしゃいますが、点鼻するだけなので身体に吸収されにくく、使用量も微量ですので副作用はほとんどありません。


【治療薬名】ナゾネックス、アラミスト、フルナーゼなど

レーザー療法

アレルギー反応の1番起こりやすい下鼻甲介粘膜(かびこうかいねんまく)にレーザーを当てて、粘膜を縮小させアレルギー反応の起こりにくい粘膜に変性させる治療法です。
鼻づまりには90%以上、くしゃみ・鼻水には50~60%の効果があります。
デメリットは術後1~2週間は、鼻づまりや鼻水がかえってひどくなることです。
施術できない年齢というのは決まっていませんが、小学校高学年以上のお子さんであれば概ね施行可能です(当院では7歳が最少年齢です)
お薬の減量や中止も期待でき、メリットがある治療法と言えます。
詳細は『レーザー治療専門サイト』にて。

レーザー治療専門サイト

舌下免疫療法

舌下免疫療法は、アレルギーの原因となっているアレルゲンのエキスをごく少量投与することから始め、少しずつ量を増やしていってアレルギーが起きないように体を慣らしていく特異的免疫療法の一つです。
特異的免疫療法には以前は注射投与の方法しかありませんでしたが、多くの方を悩ませるスギ花粉症に、注射以外の方法で注射による特異的免疫療法と同じ効果が得られないか?と試行錯誤された結果編み出され、比較的簡易にかつ安全に行えるのが特徴です。 舌下免疫療法は具体的には、「シダトレン」という名前のスギ花粉を含むエキスを舌の下に滴下し、2分間、舌の下に保持したあと飲み込む――というだけの療法です。
12歳以上の方に対して、平成26年10月から保険診療できる予定です。
詳細は『舌下免疫療法専門サイト』にて。

舌下免疫療法サイト

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