Q子どもなのですが、受診してもまたすぐ鼻水・鼻づまりが起こってしまいます。よい対処法はありますか?
A
お子さんのアレルギー性鼻炎の特徴として、くしゃみはあまり出ずに、鼻づまりが多いということが挙げられます。そこで、鼻づまりを改善してあげれば、お子さんを楽にしてあげることができますね。
鼻づまりを楽にするには、温かいタオルで鼻の根元を温める方法をおすすめします。
入浴をするのも効果的です。
鼻を温めると、鼻粘膜の血流が改善されて鼻がスーッととおり、鼻水が出てきます。
鼻水が出てきたら、奥の方から鼻をかめばいいのですが、鼻のかめない小さなお子さんの場合は、鼻水を吸い出す道具で吸い出してあげて下さい。電動の吸引器も売っています。
また、2~3歳になったら鼻をかむ練習をしましょう。
片方の鼻の横を押さえて、口を閉じて「フン」と言わせると、うまくした拍子に鼻をかむことができます。
なお、アレルギー性鼻炎の鼻水は、大人の場合はサラサラした水のような状態ですが、お子さんの場合は少し粘っこいこともあります。
そして、何といってもアレルギー性鼻炎の治療の第一は、アレルゲンの回避と除去です。
アレルギー性鼻炎は予防できるの?を参考に、アレルゲンの回避や除去対策も並行して行ってください。