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花粉症・鼻炎のレーザー治療とは
鼻の粘膜にレーザーを直接照射してレーザーの熱で粘膜組織を変質させ、鼻のアレルギーを起こす箇所を減らし、鼻粘膜のアレルギー反応を鈍くしようという治療です。特に鼻詰まりに対しての効果が認められています。
花粉症の場合には、花粉症のシーズン前に治療を終了しておくのが理想です。
レーザー治療の効果
レーザー治療を行うことでこれらの効果が見込めます。
・鼻詰まりの解消
・くしゃみ、鼻水の軽減
・服薬を減らすことが可能
・通院回数の減少
※あくまでも鼻の症状を軽減する治療であり、効果には個人差があります。また眼の症状に対しては、点眼薬が必要です。
レーザー治療をする前に知っていただきたいこと
レーザー治療はアレルギー体質を改善する治療ではなく、あくまでアレルギー反応の場を抑える治療であるということをご理解下さい。また、レーザー治療による有効期間は人により異なり、平均して1年〜2年持続しますが個人差があります。
効果がなくなってきた場合、繰り返し同じ手術をして効果を得ることができます。
眼の症状に対しては、点眼薬が必要です。
レーザー治療は、スギ花粉症飛散時期である2月〜4月は行っておらず、アレルギー症状のない時期での手術を行っております。
予めご了承くださいませ。
レーザー治療で使用する機械
炭酸ガスレーザー
アレルギー性鼻炎の際に使用するレーザーにも数種類ありますが、術後の出血が無くほぼ無痛で照射できる点から、当院ではCO2レーザーを採用しております。特に、鼻づまりのある症例には効果は高い結果が期待できます。CO2レーザー装置は、鼻粘膜表層のみ凝固し、内部組織にはダメージを与えません。患者様ごとに先端器具を交換し滅菌消毒しますので、感染対策にも十分配慮し、高度・安全な医療を提供しております。