レーザー治療のよくある質問

レーザー治療の効果はどの程度ですか?

鼻閉(鼻詰り)は90%以上の患者さんで改善し、一番有効とのデータが出ております。
その他くしゃみや鼻汁は軽快致します。但し、ご自身のアレルギー体質が消失するわけではありませんので、飛散時期にはマスク併用等、鼻にアレルゲンが入らないような対策をお勧めしております。

効果はすぐに現れますか?

術後は鼻内がやけど状態になり、腫れのため鼻詰まりが生じることがあります。
落ち着くまで約2週間くらいかかり、その後鼻炎の症状が著しく軽快していきます。

再発はありますか?

レーザー治療の効果は、永久的なものではなく個人差がありますが、1〜2年は効果が持続します。
効果がなくなってきた場合には再治療が可能です。

初診日に治療は受けられますか?

手術の適応があるか諸検査をしますので、治療は二回目のご来院以降になります。

何歳くらいからできますか?

特に制限はありませんが、レーザー手術は局所麻酔で施行します。
手術中に身体が動くと危険なためそのことをしっかり理解できる、小学校高学年くらいであれば条件により施行可能です。

治療後の日常生活については?

手術当日は運動、お酒はお控え下さい。お風呂はシャワーのみにして下さい。その後、一週間は激しい運動、お酒は控えてください。
食事やタバコには制限はありません。鼻を強くかむと鼻血の原因となりますのでお控え下さい。

治療後の通院については?

手術後約1週間前後に再診して鼻内をチェックいたします。アレルギーの程度や、鼻の診察で通院頻度は変わります。医師にご相談下さい。

治療はいつでも受けられますか?

花粉症のレーザー手術は、治療内容別に時間帯が決まっているため、診察時間と手術の時間が異なる場合があります。時間帯については、クリニックまでお問い合わせ下さい。
尚、当クリニックは2〜4月はスギ花粉症のシーズンであり、レーザー治療を行っておりません。

治療を受ける事により免疫力が低下することはありますか?

レーザー手術はアレルギー反応を起こす場を焼灼することが目的であり、免疫反応には影響を与えず、そのご心配はありません。

術中・術後の痛みについては?

表面麻酔と言い、ガーゼを鼻の中にしばらく入れて、痛みの神経を麻痺させて施行します。
術中の痛みはそれほどではありませんが、痛みについては個人差があるため、経過に応じて追加麻酔を必要とすることがあります。

生命保険の手術給付金の対象になりますか?

生命保険の契約内容によって異なりますので、生命保険会社に問い合わせてください。
鼻のレーザー治療の正式名称は、「下甲介粘膜焼灼術」で、病名コードが「K331-2」となりますので、これを生命保険会社に伝えてください。

妊娠中や授乳中でも大丈夫でしょうか?

鼻のCO2レーザー治療は妊娠中や授乳中でも安全に行うことのできる治療法です。

臭いがわからなくなることはありませんか?

嗅覚を感じる神経細胞が存在する粘膜部分をレーザー処置するわけではありません。
逆に鼻の通りが良くなることによって、これまでアレルギー性鼻炎で臭いがわかりにくかった方でも良く匂うようになることが期待できます。

来年、受験予定のスギ花粉症の人は、いつ手術するのがよいでしょうか?

前のシーズンの夏頃が一番効果的です。
受験シーズンと花粉症の時期は重複するため、受験生にとっても余裕のある、また鼻の症状が落ち着いている夏が理想的と言えるでしょう。

花粉症による鼻炎症状のある時期にレーザーをあてることはできますか?

鼻炎症状のある時期にはレーザー効果が見込めないため手術できません。従いましてご希望の場合は症状のない、いわゆるオフシーズンに予定させていただきます。

その他大きな副作用が考えられますか?

可能性はゼロではありません。術後の出血や、手術後の鼻の中の痛みが考えられます。手術後に痛み止めのお薬を処方いたしますので、頓服として使用いただきます。他の大きな副作用は、当院においては現在までのところ経験しておりません。
レーザー治療は、あくまでも鼻の症状を軽減する治療であり、永久的に完全に症状を無くしてしまうものではありません。効果には、個人差があります。
花粉が多い日には、症状が出る可能性がありますし、眼の症状に対しては、点眼薬が必要です。
ダニやホコリに対して強いアレルギーをお持ちの患者さんは、早期に再発してくる可能性があります。

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